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【産業動物を考えるvol.3】~新潟市食肉衛生検査所~

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2016.12.15

みなさん こんにちは!
【産業動物を考える】授業のご紹介も最終回となります。

 

ペット栄養・総合看護師学科動物福祉・飼育学科3年生は、
『新潟市食肉センター』に続いて、『新潟市食肉衛生検査所』を見学させていただきました。

 

お肉が私たちの口に入るまでに、豚や牛は様々な検査を受けています!
①生体検査
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センターへ搬入された段階で、獣医師による診断、伝染病の検査を受けます。
と殺後1頭ごとに目で見て検査します。
牛の場合、更にBSE(牛海綿状脳症)の検査もします。

 

②精密検査
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解体レーンにて肉眼では分からない病変などを検査していきます。
微生物はいないか、がん細胞などはないか
有害物質の残留はないか調べていきます(例えば抗生物質などです)
更に!
・健康な動物を育ててもらうために検査情報を農家さんへお伝えする
・解体レーンにおいて衛生的な環境でできているかを指導を行う
・解体後も肉の表面を拭き取って菌がどれくらいついているかをチェック
・小学校へ訪問授業を行い、『いのちのリレー』について啓発などを行っているとのこと!
小学校には、スタッフさんの手作りという豚の模型も持っていくそうです
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記念に豚と一緒にパチリ

 

 

学生には見学後にレポートを作成してもらいました
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感想の一部をご紹介します
〇衛生管理が徹底されている点や,様々な検査があり,色々な工程を終えてやっとスーパーなどにおかれているのだなと思った。
命の大切さが分かった。
本当に貴重な体験をさせて頂きました。今回見学したことをもっと色々な人に知ってもらいたいと感じました。

 

〇想像以上に検査をしておいしい肉を出していてより安全で安心なお肉が出来ていると学べてよかったです。
農家さんや食肉センターさんがおいしいお肉を一生懸命作り出していることが見学をして伝わりました。本当に来てよかったです。ありがとうございました。

 

〇動物に携わる職につく者として見学をすることができてよかったと思います。職人さんや検査員さんの努力を感じ,肉となった動物たちの命に感謝しながら食品を食べていきたいと思いました。

 

〇すみずみまで見学させていただき,衝撃はとても強かったです。ですが、私たちが食べているものがどういう過程でできているかを学ぶことができ、大変勉強になりました。
消費者として働いている方だけでなく豚や牛などの産業動物に感謝の気持ちを忘れないようにしていきたいです。

 

〇想像以上に多くの方が関わり,それぞれの作業がプロフェッショナルだと感じました。そして無駄な部位など一つもなく,海外へ輸出され,食品とは別に加工され我々の元に戻ってくる循環がとてつもない命のありがたみを感じました。多くの方に改めて感謝する時間となりました。ありがとうございました。

 

〇普段私たちの口に入っている食品,牛肉も豚肉も何も気にしないで食べられているのは検査をしてくれている人がいるからなんだと理解できました。牛肉も豚肉も加工される前は牛・豚と呼ばれる動物なんだということは頭では知ってはいても、それは「百聞は一見にしかず」だったんだと思いました。

 

 

食肉センター&食肉衛生検査所を見学した者だからこそ
目を背けないこと!
意識すること!
忘れないこと!
信念をもつこと!
そして、伝えること!

 

学生には『人と動物・自然とのよりよい関係づくり』を担っていってほしいと思います。

 

稲川 祥子

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