「サケのふるさと公園」に実習へ!
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2014.12.11
ネイチャーアクアリウム・海洋生物学科では、サケの人工授精の研修へ行ってきました!
場所は、新潟県柏崎市にある「さけのふるさと公園」です。
サケに関する展示も分かりやすく解説されています。
こちらはメスのサケです。
お腹には卵(イクラ)が入っています。
こちらはオスのサケです。
口先が、かぎ状に曲がっているのが特徴です。
これは、オス同士が縄張り争いをする時に使います。
地元の漁協の方々に教わりながら、卵を取り出していきます。
この時に、水が混ざらないように気を付けます。
水が混ざると、受精率が下がってしまうのです。
取り出した卵に、オスの精子を加えていきます。
この時も、水を混入させないように気を付けます。
均一にかき混ぜていきます。
こう見えて、かなり冷たい!
ここまでは、卵と精子が混ざっていますが、受精はしていないのです。
地下水の水に卵を浸します。
水と接触することで、卵と精子が受精します。
ここから、第一卵割(1つだった卵の細胞が2つに分裂すること)まで、8時間だそうです。
命が宿った瞬間です!
外の魚道には、谷根川(たんねがわ)を上ってきたサケが泳いでいました。
雨後の濁りが強くて、写真には撮れませんでしたが、立派に育った4歳のサケが見えましたよ。
サケの生態や、水産資源を取り巻く環境の問題について、柏崎市役所の水産課の方から授業をしていただきました。やはり現場で起こっていることは、現場の方から伺うとリアルです。
お土産の加工品も買いました。
私はイクラの塩漬けを買いましたが、とてもおいしかったです!